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生ごみ処理装置としてもっとも実績のあるバイオリアクター機能

「生ゴミを溜めない・運ばない・燃やさない」システム

01.

構造の特徴

「臭う」「メンテが大変」「大型装置が作れない」といった従来の生ごみ処理機のイメージを一新したのが高性能ロータリー型生ごみ処理機「バイオ・スーパークリーン」です。「臭わない」「ほとんどノーメンテ」「大型装置が可能かつ得意」という従来の生ごみ処理機の常識を覆す高性能化に成功しました。 

回転ドラムと特殊高性能接触材、ファンと組合せにより、微生物を極限まで活性化させ、ディスポーザーや破砕機で破砕した生ごみを分解消滅します。 

従来の生ごみ処理装置は、パドルを回転させ拡販するため、大量処理しようとするとパドルに負荷がかかりすぎて、大型化が不可能であったのに対し、菌床攪拌に負荷がかからないため、超小型機から超大型機まで自由自在なロータリーキルン方式の生ごみ処理装置がバイオ・スーパークリーンです。メカ的には軸なしドラムを回転させるだけの超ローテクなため、故障もほとんどなく、メンテナンスも容易です。

02.

システムの特徴

システムは破砕分別機、スクリーン前処理(固液分離)、有機物分解処理(バイオ・スーパークリーン)の3工程で構成されます。その特長は以下の2点にあります。

特徴1 厨房のシンクに破砕分別機を設置し、生ゴミを粉砕してから水とともに配管で処理機へ搬送。(食品衛生管理基準(HACCP)仕様 )

特徴2 生ゴミを処理する際に、水中のごみ(固形分)のみをスクリーンで自動的に掻き上げて投入。食品リサイクル法、省エネ対応。また、分解処理水も熟成させることで、機能水、液体肥料化として使用することも可能です。

ゴミ出し、ゴミの保管などの面倒な作業を省くことが出来、ランニングコストを大幅に削減できます。また有機的に処理をおこなうために、処理後は下水道に直接排水できるだけでなく、環境負荷をゼロに近づけることができます。

バイオ・スーパークリーンのいろいろ

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バイオ・スーパークリーンは厨房やレストランなどの食品残渣や生ごみはもちろん、以下の場合でもは威力を発揮します(10t以上の設計も可能)

●浮上分離装置から出るスカムを産廃にしないで分解消滅&消臭したい
● 排水処理にかかる薬品代、電気代、CO2 などを大幅に減らしたい
● 生ごみを産廃にせず消滅または機能水、液肥化にリサイクル化したい
● 余剰汚泥を大幅に減らして、産廃コストを下げたい
● 浄化槽が能力不足なので除害設備として導入したい
● 排水処理のSS、油分などの流出を防ぎたい、悪臭を改善したい
● 小型高性能な水処理装置が欲しい、水質を改善したい

1.処理機本体
●ステンレス製で、筐体が回転する処理槽です。ポンプにより 送られた原水は回転体の中心部に送られ 均等に配水、落下します。本機は有機物をスポンジに定着した分解菌との接触により消滅させる装置です。回転攪拌・空気供給・定期的な菌床補充を行う事により、分解を加速・安定させます。寒冷時には自動的に加温送風ヒーターが働きます。
●処理槽より排出される排水には多量の培養された・分解菌を含む水となります

2.ドラム本体回転用モーター
●筐体を回転させる為のモーターです。
●モーターは処理機本体の下部にあり、チェーンを介してドラムを回転させます

3.送風機
●原水流入口横に設置されて、処理機本体の内部に送風し空気を供給する働きをします。

4.制御盤
●処理機本体の動作内容の把握、各種サーマルやブレーカー、設定・変更、各運転切り替えなどの機能があります。扉には、ガラス窓が付いています。

・バイオ・スーパークリーンの場合は、ディスポーザーや破砕機、分別破砕機などで前処理することが基本となっていますので、処理できないものになっているもの、例えば、多少のスペアリブのような動物の骨や貝殻、卵の殻などのゴミでも、破砕処理できれば他のごみとの投入バランスによりますが、比率が少なければ分解されてしまいます。もちろん投入量によりますので、そのあたりは使用しながら調整をお願い致します。

・分解できるものの例
一般的に人が食べられるもの
(厨房、飲食店の残さの場合): 穀物、野菜類、果物、肉類、魚、魚の骨、肉類、菓子類 その他

・分解できないものの例
一般的に人が食べられないもの: 貝殻、卵の殻、動物の骨、玉葱の皮 、金属類、陶磁器、ガラス類、布類、木片、 タバコ、ゴム、プラスチック類、紙類その他
 

● 生ごみ(固形物)の処理方法は?
ディスポーザーで破砕前処理を行った後、(場合によっては固液分離ユニットを介して)処理槽(バイオ・スーパークリーン)でバイオ処理します。処理槽はドラム回転による攪拌、曝気機能を備えており、好気性菌・通性嫌気性菌で二酸化炭素と水、微量無機物に分解されます
 

● オプションの固液分離ユニットとはどんなもの?
他の排水が合流する場合など処理水量が多いときに、バイオ・スーパークリーンの手前に設けて、固液分離をおこないます。微細目自動スクリーンと称され 排水施設ではごく一般的な物を特殊仕様(掻き揚げ量の増加、機種の小型化)にした物を使用しています。目幅は1.0mm ~1.5mmの設定です。


・詳細の情報は販売代理店のHPにお気軽に問い合わせてください。


●菌床スポンジ(エンバイロ・フォーム)は定期的に規定量を必ず投入して下さい。回転時間に伴いスポンジも減少します。減少予想量は年間約1割から3割程度です。

●ドラム回転用のチェーンのグリスアップは、トラブル防止の為にも定期的に、不足している場合に補充して下さい。

●攪拌チェーン・軸受け・パッキンなどは消耗品の為、定期交換が必要です。少なくとも3年以上は使用できる設計となっていますが、定期的なチェックをしてください。

●処理機本体はステンレスで出来ている為、丈夫ですが定期的に掃除は行って下さい。

●送風口、原水流入口などの汚れの清掃も、定期的に行って下さい。臭気の発生防止と、故障や機器寿命などの事前のトラブル防止に繋がります。特に分解液が排出されるパンチンメタルの部分は、自動洗浄機構が組み込まれていますが、定期的にチェックして、汚れがある場合は清掃してください。

●送風機、排気ファンは処理槽内に空気(酸素)供給を行います。消耗品ですが定期的な点検が大切です。各部点検・交換・補充を行う時は、必ず電源をブレーカーなどで切ってから行って下さい。

●空気加温ヒーター
空気チャンバー内にヒーターが組み込まれています。
温度調整ができます。(設置場所の気候により、ヒーターがない場合もあります)
処理槽内の温度センサーは制御盤内に表示されます。

● 導入費用
目安としてイニシャルコストは3千万円/トン、なお処理対象と処理能力が異なる機種により決まりますので、現場を見た上での見積もりとさせて下さい。

● 工事費と工期
既設の排水管を利用して屋外に排出し、集合枡からポンプアップしますので、大掛かりな配管工事は必要ありません。工期も最短で10日あれば充分です。費用は現場により異なりますので、現場を見た上での見積もりとさせて下さい。

● ランニングコスト
ランニングコストは1トンタイプでも電気代で約2.3万円/月程度です。他にメンテナンス費用とて、○○○○○円/年間程度の費用が必要ですが、導入効果として汚泥処理費や生ごみ回収費などで約1千万円/年間のコストが節約できます。