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株式会社アースクリーン


2007環境ビジネス

|開発|
濾過材を回転させて目詰まりを防止
空気中の揮拝で菌を活性化させ分解力を向上


アースクリーン

好気性菌類を活性化
目詰まりのない濾過装置開発

 水処理装置などの開発を手掛けるアースクリーン(さいたま市桜区)は、好気性菌類を用いて目詰まりさせない濾過型の排水浄化装置「小川のせせらぎ」を開発。食堂の厨芥処理システムヘの設置など、排水処理の利便性を訴求し、排水処理に関連した事業者へ売り込んでいく。
 同社は、元々は一級建築士事務所だったが、建築関係の仕事の延長で水処理装置の開発も手掛けるようになり、92年にディスポーザーシステムを開発した。
 その後、ディスポーザーを消滅型の生ごみ処理機と組み合わせ、500〜約2tの有機物を1日で分解消滅させる生ごみ処理機を「バイオ・アースクリーン」開発、官公庁にも納品するようになった。
 同社はさらに研究を進め、生ごみ処理機だけでなく、排水処理の浄化と、菌類による有機物の分解消滅を組み合わせた装置を考案した。
   新開発の浄化装置は、小川の水が砂利で濾過されて空気中の微生物と触れ合うことで浄化される自然の川の浄化作用と原理は同じだ。
 微細な有機物を含んだ生活排水や、工場、研究施設、農産物生産、畜産業などからの排水を浄化することで、汚水や排水による環境への影響を低減させ、きれいな小川のせせらぎを再現しようとの思いもこの装置に込められている。


横置きのロータリーキルン型の排水浄化装置「小川のせせらぎ」の断面図。

濾過材の回転で目詰まり防止
空気中の撹押で菌を活性化

   定期的に回転する装置内に排水を送り込み、濾過材で補足した有機物を微生物分解(好気性処理)し、排水を浄化する仕組みだ。菌床となる濾過材を回転させることで、浄化装置の課題とされる目詰まりを防ぎ、また空気中で撹拝することで菌を活性化させ、有機物の分解能力を向上させることができる。
 また、処理槽を縦型ではなく横型のロータリーキルン型にすることで、小型から大型までの排水処理装置に対応できる。産業排水や上・下水排水の前処理だけでなく、湖沼や河川の汚濁水浄化など、多様な場面での応用が期待されている。
 菌床として用いる濾過材には多くの種類があり、木片チップのほか、おがくず、木炭チップ、活性炭、籾殻、ゼオライト、鉱物など、水質や浄化の目的に合わせて濾過材を選定できる。また、水質に合わせた特殊菌、分解菌の混合もできる。同社の小川弘社長は、「この浄化原理を応用し、木炭チップや貝殻を濾過材に用いて、ドラム缶などを組み合わせれば、水の浄化に困っている途上国などで簡単に浄化が可能」として、途上国での技術指導をしてみたいと国際協力の分野にも意欲をみせている。

「小川のせせらぎ」と同じ仕組みを持つ縦型の濾過装置「どろ・ドロン」。