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株式会社アースクリーン


2002年(平成14年)7月15日(月曜日) 環境経済新聞 

埼玉県秩父市 ディスポーザ使用に対応
農集排の先駆施設が好調


 埼玉県秩父市で、ディスポーザーの使用に対応する全国初の農業集落排水処理施設が今年2月に供用開始以降、流入汚水量が計画の8割に達し、順調に稼働している。消滅型の処理機を使って排水処理の前段で粉砕生ごみとし渣を分解、除去するシステムが注目を集めており、ディスポーザーを設置した対象区の住民からも好評を博している。
 稼動中の処理施設は、秩父市北部の太田上地区を対象とするもので、計画人口590人、126戸に対応する。農業集落排水処理施設の整備計画がある市内12地区では他に先駆け、管路を含めた総工費8億5000万円で01年末までに完成した。
施設では、廃水中の固形分をできる限り分解、除去するため、前処理として自動微細目スクリーンと消滅型の微生物分解処理機を組み合わせたシステム(アースクリーンユニット)を導入している。
 流入した汚水からは2mm以上の粉砕生ごみとし渣がスクリーンで除かれ、処理槽で水と炭酸ガスに分解する一方、水処理槽にはスクリーンを通過した微小な固形分のみが送られるため、全戸がディスポーザーを設置したとしても、最終的に排水の処理にかかる負荷は少なく、余剰汚泥の発生量も大幅に減少する仕組み。
   消滅型処理機は日量150-200kgの処理能力があり、微生物を固定化する担体には地区内で発生するモミガラを使用。各戸で設置するディスポーザーについては、スクリーンで捕捉しやすいよう、3mm以上の粒子に粗破砕するタイプの採用を呼びかけている。
 市農林課が消滅型のシステム導入に踏み切ったのは、00年にある展示会で担当者がこのシステムを知ったのがきっかけで、「施設内で発生するこみを住民が当番で片付ける手間が省けるなら」(関根正嗣課長)と、すでに稼働している三愛病院(埼玉)や防衛大学校(神奈川)を視察し、性能を確認した上で導入を決めた。
 同地区の農集排事業では、受益者分担金として1戸当たり43万8千円を徴収した上で、処理施設に接続するにはさらに工事費と月々の便用量(2000円/戸、500円/人)が必要になるため、市にとっては当初、住民を説得して接続率を高めることが課題だったが、7月5日現在ですでに103戸(82%)が計画書を提出(うち86戸が竣工検査済み)しており、汚水流入量も計画の81%に達した。
 地区内で最初にディスポーザーを設置した冨田典孝さん宅では、「ごみ出しが楽になった。とにかく便利」と好評だ。

ディスポーザーを導入した
家庭では「とても便利」と好評