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株式会社アースクリーン


2000年10月11日 環境新聞

生ごみを完全分別リサイクル


アースクリーン代表取締役 小川 弘氏


OEM生産で一気に拡販
  不合理な生ごみの焼却処理

− 生ごみの焼却処理についてどう考えるか。

 「国内の一般廃業物の処理は、収集・焼却し減容化して埋め立てる方式が一般的であるが、近年、焼却施設からダイオキシン類が排出したり、埋立処分場で二次公害が起きるなど多くの問題を抱えており、それらの解決が急務となっている。
 ご承知の通り、WHOは1998年にダイオキシン類のTDI(耐容一日摂取量)として一〜四ピコグラムの基準値を発表した。また米国では、ダイオキシン類の環境基準として〇.〇一ピコグラムの値が採用され、新たな焼却施設は建設されていない状況だ。
 一方、日本ではTDIとして四ピコグラムという甘い基準が設定されている。また、ダイオキシン対策と称して広域化を進め、焼却施設も年々大型化している。これらは建設コストや処理コストの増大を招き、われわれの税金で賄われている自治体の負担を増やしている。
 ダイオキシン類が焼却施設から発生する要因として、含水率が高い生ごみを燃やしていることが指摘されている。それなのに多大な焼却エネルギーをかけて、なぜ無理して燃やす必要があるのか。生ごみについては、収集、運搬、焼却など誠に不合理な処理をしていると言わざるを得ない。
 こうしたダイオキシン類問題や地方財政のひつ迫などを真剣に考えていくと、生ごみの焼却処理は、今後ますます困難な情勢になっていくだろう」。

  世界で使われるディスポーザー

− 今後の生ごみ処理のあるべき姿については。

 「やほり不合理な焼却処理は中止していく。その代わりに、生ごみを発生源で完全に分別回収し、それを飼料化また有用な菌で消滅化(液肥化)処理したり、堆肥化することが望ましいと思う。  ただ、個々の家庭で小規模に取り組んでも、本格的な減量にはほとんど役立たないから、大規模化を目指すべきだろう。また堆肥化にしても、これまでの分別回収ではプラスチックなどの異物が生ごみに混入して、あまり上手く行かなかった。
 そうしたことを考えると、集合住宅や事業所に生ごみ分別機(ディスポーザ-)を設置し、それで生ごみを粉砕し、固液分離した上で固体分を菌で消滅処理したり、堆肥化施設で処理するようなシステムが合理的で望ましい。
 ディスポーザーはアメリカで約七三年前に開発され、世界で九〇〇〇万台以上も使用されており、いまでも年間約六八〇万台以上生産されている。それによって一番大変な生ごみの収集の負担が大幅に軽減されてい。
 アメリカでは、生ごみの処理、運搬を避けるため、一五〇以上の都市、自治体でこうしたディスポーザーの設置が義務付けられている。
 日本は、下水処理の事情がアメリカとは少し異なるが、生ごみを下水に流入する手前で処理するシステムであれば全く問題ないことは、農水省、厚生省関係などでも実証発表をされている」

完全消滅型で汚泥の発生なし

−御社の『アースクリーンシステム』の概要・特徴は。

 「いま言ったような合理的な生ごみ処理のあり方を踏まえて開発したもので、ディスポーザーを使って生ごみを完全分別し、消滅処理あるいは肥料に資源化するシステムである。
 フローの概要は、まずシンクに取り付けたディスポーザーで生ごみを瞬時に粉砕する。破砕された生ごみは排水と一緒に排水管を通り、固液分離装置であるアースクリーンユニットに送られる。
 そこで微細目スクリーンにより固液分離される。分離された固形物は消滅処理機あるいは堆肥化処理機に自動投入され、菌により炭酸ガスや水などに分解されるか、あるいは資源化される。固形分が除去された後の排水は、油水分離装置を経て下水道や合併浄化槽へ排出される。
 システムの主な特徴としては、やはり生ごみを発生源で簡単に完全分別できるほか、通常の配管で移送できるため、既設の施設や建物へ容易に設置できる点だ。
 また、固液分離に自動式の微細目スクリーンを採用しているため、ほぼ完全な分離を容易に実現していることだるう。完全消滅型だから当然汚泥も発生しない。コストも通常の焼却処理に比べ、二〇分の一から三〇分の一以下と非常に低い点も大きな特徴だ」

− 他社のシステムとの主な違いは。

 「それらのほとんどはディスポーザーを使うためだけに考えられている。そのため、設置に専用配管が必要で新設以外の設置が困難だったり、水中で処理するため効率が悪く汚泥が発生し、その処理コストがかかる。設置場所にもかなり広いスペースが必要だ。
 そのほか、洗剤や漂白剤が使えなかったり、臭いが発生するとか、維持管理が困難だったりと使い勝手が制限される場合がある。その点、弊社のものはトータルシステムとして設計されているため、そうしたデメリットがない。
 コスト面でも、そうした利点を反映してか、弊社システムのイニシャルコストは、他社に比べ、処理量が一日一〇〇キログラム規模のもので約二分の一、同じく四〇〇キログラム規模のものでは二分の一から四分の一となっている。ランニングコストだとさらに安くなるだろう」  

食品リサイクル法制化で受注急増

− これまでの主な納入実績は。

「東京見本市会場内をはじめ、国立や民間の病院、給食センター、食品工場などに多くの実績がある。また最近は、食品リサイクル法の施行が迫っているところから大型ホテル、食品工場の受注も急増している。
 そのうち、例えば病院関係では、国立がんセンター中央病院、名古屋第二赤十字病院、三重県医学部付属病院、山梨医科大学付属病院、千葉大学医学部付属病院、医療法人昨雲会飯塚病院、医療法人松弘会三愛病院などがある」

− 最俵に、今後の展望などを。

 「現在、厨房機器関係で大きなシニアを持つ某大手電機メーカーなどの引き合いもあり、OEM生産の契約も増加している。そうすれば、国内の販売が一気に伸びるだるう。売上も倍々どころではなく、一〇倍、一〇〇倍と飛躍的に伸びていくのではないか。
 また、それを足がかりとして海外進出も可能ではないか。このアースクリーンシステムを世界に普及させ、地球環境の再生に少しでも寄与して行ければと思っている」