TOP
会社概要
システム・製品
報道資料
導入実績
価格・注文
お問い合わせ

株式会社アースクリーン


1999年(平成11年)6月7日(月曜日) 環境新聞

ディスポーザーと消滅機活用
千葉大学病院で生ごみ処理 「臭いなく、順調に稼働」


 厨房から出る生ごみをディスポーザーで細かく粉砕して固液分離し、固形分化消滅型の生ごみ処理機で処理するというシステムが千葉大学医学部付属病院(千葉市)に設置され、四月から順調に稼働している。同病院はべット数八百三十五床の規模で、一日に出る生ごみは二百-三百キログラム。従来はこれらを事業系一般廃棄物として市の清掃工場で処理していたが、同システムの導入によって全量を自家処理できるようになった。
 同病院から生ごみの処理システムを受注し、納入したのは関東資材(横浜市磯子区、電話〇四五-七七四-六六六二)で、ディスポーザーと固液分離装置を組み合わせたシステムとしてアースクリーン(埼玉県浦和市、電話〇四八-八五五-三〇五〇)の「アースクリーンユニット」、生ごみ処理機として豊栄(横浜市西区、電話〇四五-三二四-六八六一)の「GRIII-FS」を採用している。
 作業としては、厨房からる生ごみから異物を手作業で除いた後、ディスポーザーを設置した流し台に投入するだけでよく、生ごみはディスポーザー内で紺かく粉砕された後、調整槽に入り、そこから配管を通って生ごみ処理機の上部に設けられた固液分離機へ搬送される。ここで分離された固形分は生ごみ処理機へ自動落下し、そのまま水と炭酸ガスに分解。固形分から分離された水と、生ごみ処理機から若干量出る廃水については、既存のグリーストラップへと送られる仕組み。

千葉大医学部付届病院に設置された
生ごみ処理システム
 このシステムでディスポーザー内に送り込まれた生ごみは、毎分千七百回転のハンマーで五−十ミリの大きさに粉砕される。プラスチック類等が誤って混入しても粉砕されず、そのままディスポーザー内に残るため、後段の生ごみ処理機内への異物混入を抑えられるというメリットがある。また、ユーサー側からすれば、異物がディスポーザー内に入ると、後で取り除かなければならなくなるため、「自然と分別が徹底されるようになる」(アースクリーン担当者)という。
 固液分離装置として採用しているのは、小規模下水やコミュニティプラント、し尿浄化槽等に実績のある微細目スクリーンをシステム用に改良したもので、簡易な構造で固形分と水を効率よく分離できるようになっている。
 生ごみ処理機として設置した「GRIII-FS」は、媒体剤としてモミ殻を充填した槽内で、好気性微生物群の働きで生ごみを水と炭酸ガスに分解するもので、メーカーの豊栄によると、十三-四十度℃の温度域で活動する菌を使用しているだめ、冬場でもヒーターをほとんど使わずに効果を維持できるという。処理時に発生する臭気については、固液分離した水に溶かして脱臭する仕組みで、処理水は槽内の廃水と一緒にそのままグリーストラップに送られる。
 なお、四月から生ごみ処理システムを導入している同病院では、稼働状況について「設置してから一カ月間、悪臭もなく、順調に稼働している。」(医事課栄養管理室・紺野進氏)と語っている。